糖尿病保険のエクセルエイド糖尿病保険のパイオニア


一般社団法人 日本生活習慣病予防協会 名誉会長 医学博士
池田義雄先生からの健康情報(1無2少3多の教え)の掲載

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成人病から生活習慣病へ

昭和30年代から、成人病という言葉が行政を中心に使われてきました。 それが平成8年から生活習慣病へと改められました。それは当時の公衆衛生審議会、筆者も委員の1人でしたが、それまで成人病と言われていた脳卒中、心筋梗塞そして癌についても、当時の対応は早期発見、早期治療ということで予防の視点が欠けていることが論議されました。

すなわち成人病は歳を取ると罹かるのは致し方ないという受け止め方が、一般国民の中にも浸透していて、これに罹った人の責任ということよりも社会全体の責任だという感を強く持たせていたということへの反省がありました。これを予防したり治療したりしていく上で、いつまでも成人病ということで、罹ったらしょうがないというあきらめ感では困るということになりました。

それともう一つ、成人病で括られてきた疾患が小中学生、そして若年者にもすくなからずにみられるようになってきたという実態において、小児科の医師が小児・若年成人病と言い始めるという矛盾した表現が出るなどの混乱も見られました。

そこで病気が起こってくる仕組みが、遺伝プラス生活習慣ということから生活習慣関連性の病気だとして捉えるべきだという議論になりました。
その結果、生活習慣関連性疾患とすべきではあるが、これでは長すぎるところから、思い切って生活習慣病にするという結論に至ったというわけです。

どういう病気が生活習慣病かというと、太り過ぎている人(肥満症)、糖尿病、高血圧、脂質異常症、そのほか歯の病気、若い人達にも多い歯周病(歯槽膿漏)、そして高齢女性に多い骨粗鬆症などです。その特徴は感染症とは異なり人から人にはうつらない、自分の体質、特に遺伝を背景にして、豊富な食と運動不足な生活にどっぷり浸り込んで太った、その結果として起こってくる疾病異常だということです。次回からはこれの予防策を一無、二少、三多としてとりまとめていくことにします。


医学博士 池田義雄
一般社団法人 日本生活習慣病予防協会 名誉会長
元東京慈恵会教授

妊娠糖尿病

妊娠糖尿病の特徴

糖尿病は大きく1型と2型に分類されます。これに対してこのいずれにも区分されないのは妊娠中に発症してくる糖代謝異常(糖尿病)です。これを妊娠糖尿病(Gestational Diabetes・GDM)といいます。

これの定義は妊娠中に初めて発見または発症したまだ糖尿病に至っていない段階の糖代謝異常とされます。具体的には妊娠3ヶ月から6ヶ月にかけての血糖検査でその値が100mg/dl以上の場合です。
この状態が見つかったならば75グラム経口ブドウ糖負荷試験を実施して診断を確定します。

GDMを発症する者の特徴は、糖尿病の家族歴がある、肥満や過度の体重増加がみられる、そして健康診断などで尿糖陽性を指摘されたことがあるなどです。
加えて最近明らかにされたのは出生時のご本人の体重が2.5㎏以下の場合にGDMになる可能性が高いということですので、ご自身の出生時体重はぜひチェックされておくことが望まれます。

対処の要点

妊娠中期になる頃までにGDMと診断された場合には、血糖検査を中心に厳重な経過観察が必要となります。
血糖コントロールの基準は母体の安全や合併症を予防するために、空腹時血糖値95mg/dl未満、食後1時間140mg/dl未満または食後2時間120mg/dl未満、HbA1Cヘモグロビンエーワンシー6.0~6.5%未満を目指します。そのためには食事や運動への配慮に加えてインスリン注射が必要になることもあり得ます。

そして無事出産に至った後には一定の期間を経る中で通常2型糖尿病を発症するリスクが高くなることが知られていますので、食生活や運動に充分配慮し、肥満を防ぎ、飲酒を控え、禁煙を守り、血圧、血液脂質(コレステロール、中性脂肪)のコントロールに万全を期していくという対処の欠かせないことを肝に銘じておきましょう。



医学博士 池田義雄
一般社団法人 日本生活習慣病予防協会 名誉会長
元東京慈恵会教授

1,000万人の病気・2型糖尿病

糖尿病には大きく2つのタイプが知られています。1つはすでに述べた1型糖尿病です。そして今や1,000万人の病気と言われているのが2型糖尿病です。
いずれも膵臓の病気です。膵臓は腹腔内の奥深く背中に張り付くような形で存在しています。その機能は外分泌と内分泌に分かれて、前者は食物の消化吸収に必須、そして後者は全身の糖代謝をつかさどっています。
外分泌に関連する病気としては膵臓炎や膵臓癌が知られています。そして糖尿病は内分泌の病気なのです。

糖尿病にかかっているという証拠は血液中のブドウ糖濃度が高い状態で知ることができます。すなわち高血糖です。
糖尿病の成り立ちには体質(遺伝)が深く関わっています。このような体質に過食、運動不足、ストレスなどが加わって病気は緩慢な経過で発症してきます。

診断の決め手は血糖検査に求められ、お腹の空いた状態、空腹時血糖値が120mg/dl以上そして食後の血糖値が160を超えるようですと糖尿病と診断されます。
早期発見のための詳しい検査はブドウ糖負荷試験によります。

高血糖が長らく放置された状態下で様々な合併症が出現してきます。3大合併症と言われるのは目の網膜の病変(網膜症)、腎臓の障害、下肢の壊疽等を含めた神経障害です。
そしてこれとは別に動脈硬化(心筋梗塞、脳血管障害)が進行しやすいのも特徴的です。

コントロールの指標には血糖値と体重が有用です。目指すべき血糖値は70~180mg/dl/日の範囲内、1~2か月の平均血糖に連動するヘモグロビン・エーワンシー(HbA1c)値7%以下、そして体重はBMI(体重kg÷身長m÷身長m)で24以内か、20代前半体重の1割増以内とします。
食事、運動、薬物療法でこれが維持されていれば、合併症予防はもとより、たとえコロナに罹患したとしても重症化を防ぐことが出来ます。



医学博士 池田義雄
一般社団法人 日本生活習慣病予防協会 名誉会長
元東京慈恵会教授

糖尿病とコロナ(COVID-19)

糖尿病という病気の特徴

糖尿病は人から人にうつる病気ではありません。その大半は2型でその数は1000万人。体質と日々の生活習慣が深く関わり、食べ過ぎ、運動不足、ストレスで太るとこの病気の発症が促進されます。

さて糖尿病の怖さは合併症にあるとされ、目と腎臓と神経にきます。これが3大合併症です。そして動脈硬化が進みやすく、加えてがん、歯周病、認知症にもなり易いことが知られています。

予防と治療の決め手は適正体重の維持と血糖コントロールにあります。体重は20代前半の1割増以内が目安です。そして空腹時の血糖値が120mg/dlを超えない範囲を維持するようにします。


糖尿病者のコロナ対策

一方コロナは飛沫を介して人から人へとうつる病気です。

そこで罹らないためには日々の生活で3密(密閉、密集、密接)を避け、マスク、うがい、手洗いと言う極々当たり前の衛生法の励行が欠かせません。

糖尿病者がコロナにかかった場合普通の人に比べて重症化しやすいことが知られています。英国のジョンソン首相がコロナに罹患、集中治療室で救命された体験を通じ、自分が175センチ、110キロと太っていたことを猛反省、以後愛犬とのランニングで減量に励んでいるということです。

ところで昨今コロナ太りが言われています。ステイホームで運動不足、家での間食が増えるなどして、3ヶ月で3キロ増など。これではコロナの恰好な餌食です。このような不健康な生活習慣の連鎖を断ち切る事が、糖尿病者のコロナ対策には必須です。



医学博士 池田義雄
一般社団法人 日本生活習慣病予防協会 名誉会長
元東京慈恵会教授

1型糖尿病の正しい理解

1型糖尿病の特徴

糖尿病は1型、2型、その他の特定の機序・疾患によるものに区分されています。そして1型糖尿病の特徴は、自己免疫異常が大きく関わっていることです。このことは膵島関連自己抗体の検査によって明らかにできます。これにはGAD抗体、IA2抗体、インスリン自己抗体が知られています。最近これらに亜鉛トランスポーター(ZnT)8に対する自己抗体も加えられています。そして発症の仕方からは急性、劇症、緩徐進行の3つのタイプが区分されます。

2型糖尿病と異なる最も重要な点は治療にインスリン注射が必須だということです。インスリンが発見され治療に応用されるようになってから150年、この恩恵は計り知れないものがあり、過去には急速に死に至る病として捉えられていた1型糖尿病の人生も100年時代に対応できるまでになっています。


治療の要点

治療を進めていく上で欠かせないのがインスリン注射と血糖測定です。インスリン製剤の進歩には目覚ましいものがあり、速攻型には超速攻型が加わり、持続型には超持続型があるといった具合で、両製剤の組み合わせで食後の高血糖を抑え、重篤な低血糖を起こすことなくヘモグロビン・エーワンシー(HbA1c)7%以下が可能とされるに至っています。そしてこれを支えている重要な手段が持続血糖自己測定(CGM)です。

一方インスリンの自己注射と血糖の自己測定は1型糖尿病の治療に革命をもたらしたといっても過言ではありません。注射器、注射針の使いやすさは昔とは比べものになりません。CGMで食事、運動など日常生活に関連した血糖の変動を瞬時に判断できることで血糖コントロールは大変スムーズに、かつ確実に行えるようになっています。その結果、かつては1型糖尿病につきものであった眼底出血、腎機能不全などが激減しているのは喜ばしいことです。そしてかつては夢の機器だとされていた人口膵臓も身近なものになりつつあるのも朗報です。



医学博士 池田義雄
一般社団法人 日本生活習慣病予防協会 名誉会長
元東京慈恵会教授

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